2023 年 12 月 31 日

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2023 年は、 24 時間、 365 日、全ての時間を、私が思った通りに使うことができた。不本意なことをする時間は、 1 秒たりともなかった。そう言い続けていたら、そのまま 1 年が終わった。

2023 年の振り返り

仕事でやることが一番楽しく、しかも上達もするので、そのことを書く。ただし、守秘義務があるので、抽象的に書く。現在、時間がないので、このことだけを書いてこの記事は終わりにする。

私が計画していた研究開発は、合計で 8 ヶ月、前倒しで完了した。今年度中どころか、今年中に終わることができるとは、想像できていなかった。もちろんこの 8 ヶ月の前倒しは、個人の力だけで達成したわけではない。周りの方の努力が 8 ヶ月という数字に結実した。

私も詳しく理解していないのだが、マネジメント層の間で「高橋さんに、これをやれと、誰も示唆してはならない」という取り決めがあったのではないかと、ある種の確信を持って、予想している。今の所属になってから、好きにやらせてもらっているが、それでも 2023 年の徹底ぶりは、すさまじかった。結果、私が見通したとおりに、本や論文を読み進めることができ、執筆もできた。

その補足

幼い頃から、たった 1 つのことを求めてきました。「自分の好きなように、好きなだけ勉強したい」ということです。一言で言い表せます。これに集約されます。

生まれた瞬間からこのことが叶う人もいるのは、上京後によく見知りました。しかし私の人生で、これが叶った期間は、ごくわずかでした。河合塾に通っていた時代と、数学科の学部生時代でした。その僅かな期間ですら、結局は過去問から逆算した勉強をしていただけですし、他人の決めたカリキュラムに沿って勉強をしていただけとも言えます。

しかし今、私の願いは、予想外の形で叶いました。「自分の好きなように、好きなだけ研究したい」ということです。

東大数理は、研究者製造学校ではありますが、数学に没頭し充実した研究をするための場所ではありません。東大数理に居残り続けていたら、数学への熱意を取り戻すことなく、惰性で一生を終えていたことでしょう。数学をやり続けるためには、底辺社会を離脱し、認識をレベルアップする必要がありました。

数学のアマチュアになったということではありません。民間企業は、研究をやめさせてくれませんでした。ただし、数学の大学院で評価されるような研究と、私が民間企業でやる研究は、内容も目的も異なるということには注意が必要です。今のような研究スタイルが向いています。

自分の時間を、自分の好きなことに費やせています。そうすることで、会社の利益に最大限貢献することができます。マネジメント層は、冒頭のようにしてくれました。「要望を伝え、叶えてもらった」というより「マネジメント層が用意してくれたものを、受け取った」というのが、妥当な表現です。だから、私は現状の上席者全員の実力を信頼しています。周りの人とは、強い信頼関係で繋がっています。

2023 年は、わかりやすい成果を残すことができました。 2024 年以降も、高い火力を維持することが重要です。今のところの計画では、来年は、今年のようなわかりやすい成果は出ない見込みです。だからこそ、来年の過ごし方は重要です。