研究時間の天井を突き破る

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先日、 1 日の研究時間の上限である「4 時間の天井」を、どうしても突き破れないことを日記に書いた。

その後、この話を、信頼できる方たちにした。その方たちは、それぞれの視点から、専門的な知見をくださった。助言をもとに、早速、新しい工夫を複数加えることで、ついに「4 時間の天井」を突き破ることができた。

1 日あたり、最長 7 時間くらいは、可能になったようだ。この突破の仕方がどのようなものであるかは、未だに検証中である。例えば、 1 日 7 時間やるのをずっと継続することが可能か否かは、まだ検証できていない。持続の観点からは、抑え気味のほうがいいかもしれない。それもあって、詳細は、しばらく時間が経ってから書く。

しかし、書いておきたいことがある。「それが学生時代も可能な工夫だったか」ということである。結論としては、不可能であっただろう。今では、時代が進み、在宅勤務が当然となった。ほぼすべての自分の時間を自分の裁量で使える。学生時代より所得に余剰がある。そして、何より、いろいろな人が、協力して下さる。以上の要素があるので、研究時間の最適化が進んでいる。ひいては、研究そのものも進んでいる。

この前までは 10 日に 1 回くらいのペースで研究を休んでいた。現在では、 7 日に 1 回くらいのペースで研究を休むようになった。それでも 1 日あたりの研究時間は伸びている。研究を休むべき日は、朝、起きると疲れているから、それでわかる。その日は、勤務日なら、書類を書いたり、軽い本(例えば、教養学部レベルの常微分方程式の本など)を読んだりしている。

私の気が済むまで、私の好きなことをしていられる。自分のするべきことに、集中できている。

今の私は、今までの人生で最高レベルにやる気がわいている。毎日朝起きては「今日も頑張るんだ」、寝る前は「明日ももっと頑張るんだ」と思いながら、 2022 年末から毎日、数学を中心に過ごしている。

52 歳の羽生さんは、王将戦第 4 局もまた、藤井さんに勝ったのだ。ならば、 33 歳の私が、羽生さんよりももっと頑張るのは、当然である。私の仕事は完全な頭脳労働なのだから、今の私程度の体の衰えを、言い訳にしてはいけない。

私が頑張るのは、私にとってはよいことではある。今の研究課題に集中できている反面、研究テーマは私の手に余っている。手伝って下さる方がほしいと、ますます、思ってきている。

補足

最近、日記を書く頻度が高いのは、資格試験の勉強をしなくなったからだ。

試験勉強は、私が結構苦手としているものである。問題を解くのも好きだし、勉強内容も好きではある。しかし、試験を突破するとなると、大変になる。

私が試験に受かるためには、まず、周りの人が私の妨害をしない状況になる必要がある。私の裁量で自由に時間を使える静かな環境が、私には絶対に必要である。現職は、理想的である。

その上で、試験については「たくさん勉強して、ようやく理解できた気がする。いっぱい練習して、はじめてできるようになる。いつの間にか、合格点を超えている」という感じである。

やっていると、ストレスも溜まるし、疲れる。こういうのが得意な人や好きな人が、とても羨ましい。

2022 年 11 月で資格試験の勉強がなくなったので、現在は、日記を書く体力がある。