SNS の使い方と、安全な人

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SNS を使っていて、なおかつ、現実世界で過ごしていると、以下のようなことに遭遇するかもしれない。

  • SNS にキラキラしたことを書いている人が、現実世界では、非常に差別的であったりする。
  • SNS では勉強熱心に振る舞っているけれども、現実世界の周りからの評価は低かったりする。
  • SNS をやっていないように見えても、実は裏アカがあって、愚痴を書いていたりする。

SNS を検索して、立派な人に見えたとしても、または、 SNS をやっていないと一応確認できたとしても、その人が実際どんな感じなのか、必ずしもわかるわけではない。読者の皆様も経験があることだろう。

それでは、どういうふうな使い方をしている人が、安全なのか。答えを 1 つ書いておく。

それは、趣味のことだけ書く人である。

その理由は、今の時代、まともな組織に所属していれば、「趣味のことを書くのなら SNS を使うことは問題ない」と言われるからである。「業務のことを一切書くな」ということを言われる際に、こう補足される。だから、趣味のことだけ書け、とは一応言われていない。のだが、ルールを安全側に読み替えると、そういうことになる。

SNS アカウントは、仮にニックネームでやっていたとしても、本名に容易に紐付け可能であると考えるべきである。ゆえに、所属組織にも紐付け可能である。だから、常識事項をルールとして言われる。まともな統制の範囲内だろう。

もっとも、 SNS にその人の何かが反映されているという考え方は、限界がある。しかし、粘り強く趣味のことだけを書き続けている人は、実は、このように、現実世界で安全側に倒したルールを守っているという可能性が十分ある。それはすなわち、趣味のことだけ書いている分だけ、現実世界での信用度も高いと推測される。

実際、私だって、数学がどう、プログラミングがどう、この本がどう、ニュースがどう、とはなかなか書けないと感じる。業務に関係しているかどうか、読み手の邪推を誘って、何かに影響があるかもしれない。だから一切書かないという判断になる。私だけでなく、そこそこ多くの人は、こうなるのではないか。または、一切書かないよう、言われるのではないだろうか。

そういう中でできる希少な種類の投稿が、私の場合、まずビデオゲームのツイートであって、そして 2 次元絵のリツイートだ。

もう少しいうと、ビデオゲームも 2 次元絵も、どちらも一番好きというほどのことではない。毎日できるほど好きなものは、研究、業務である。しかし、過去色々試した限り、 SNS を使用するなら、これ以上優れた話題を、少なくとも今まで発見できなかった。それほど、この 2 つは、優れている。

以上のことにはっきりと気がついたのは、半年くらい前のことである。あるきっかけで、やっとわかった。それまでも、論理立てて説明を受ける機会があれば、納得しただろう。なので、ここに書いた。

補足

また、最近は、絵をリツイートするだけでなく、時々、絵師さんに感想をリプライするようにしている。この理由は、私の経験からくる。日記が役に立ったという人は多くいる。しかし、好意的なコメントを直接寄せてくださる人は少ない。しかし、そういう直接的なコメントを受けると嬉しく、励みになる。

これはきっと絵師さんも同じだろうと 1 年くらい前に気がついた。せっかく絵を描いたのに、リツイートする人が多いだけでは、私と同じ気持ちになるだろうと。ということで、絵師さんに感想をリプライするようにしている。