SNS 上のゲームのスクリーンショットや動画について

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SNS によくゲームのスクリーンショットや動画を載せています。この点について、著作権の問題は発生しないと考えております。この点について、私の考えを、一度整理して、記述します。

ガイドラインが制定されている場合

最近では、ゲームごとに、 SNS や動画サイトにおけるガイドラインが制定されることが多くなってきました。ですから、ガイドラインが制定されているゲームは、そのガイドラインに従います。

ゲームのスクリーンショットやプレイ動画を SNS に投稿するごとにポリシーを調べ、 SNS Information に追記していきます。

ガイドラインが制定されていない場合

ゲーム機の標準機能を使う

まず、私は家庭用ゲーム機でビデオゲームをやっています。 PC ではやっていません。現行世代のゲーム機である Nintendo Switch, PlayStation 5, Xbox Series には、スクリーンショット機能、動画撮影機能、そして SNS 共有機能が標準で装備されています。ゲーム制作者は撮影禁止区間を設定することができます。ゆえに、撮影可能区間は SNS に投稿して良いと合理的に考えられます。

YouTube の動画について

現実的なことを述べると、 YouTube で視聴可能なプレイ動画は、ほとんど全て著作者の黙認がある状態です。

私は以前 YouTube で収益を得ていたので、 YouTube の著作権管理の方法については、常識的な部分については実体験とともに知っております。なお、現在は得ていません。詳細は省略しますが、 YouTube は Content ID を用いて著作物を管理しています。高い精度で、著作物が含まれる動画を検出します。著作者は、検出された動画に対し、対応を選択することができます。その対応として、視聴不可能にする(ブロック)、収益を奪う、収益を分け合う、統計データだけもらう、があると説明されています。しかし、実は、何もしない、という対応もあります。これが事実上の黙認ということになっています。

この段落は少し脱線になります。対応は時により変更されます。私が経験した例を紹介します。ある楽曲が、ある時期までは黙認であったが、地域ブロックに変更になるということがありました。私の動画の 1 つは、その楽曲が入っていたので、その日を境に地域ブロックになりました。ただし該当楽曲部分をキャンセルするよう加工する処置を選ぶことができました。キャンセルしたら、その動画は再び収益化可能となりました。他の例ですと、生放送では流してよいが、アーカイブはブロックする、という楽曲またはムービーシーンもありました。さて、これらの場合、 YouTube 上、動画投稿者は、ペナルティを受けるように思われるかもしれません。しかし、少なくとも私の場合、 Content ID によるブロックを受けたからと言ってペナルティを受けたことはありません。

本論に戻ります。現行世代のゲームの素材は、各権利者が Content ID に、まず間違いなく登録しています。その状態で、ブロックを始めとする各種申立がきていないということは、前述の黙認されているという状態とみて、まず間違いありません。これは無法地帯というわけではなく、著作者が考えを変えればいつでも Content ID に基づき申立が可能な状態です。ですから、 YouTube 上プレイ動画をアップロードしたり、それを視聴したりすることは、通常、著作権の問題はクリアされています。たとえ、ガイドラインが制定されていない場合も、そうです。

結論

以上を考えて、以下のようにいたします。

  • ガイドラインが策定されているゲームの場合
    • そのガイドラインに従います。それに基づき、 SNS へのスクリーンショット、動画、動画サイトへのプレイ動画を行います。
  • ガイドラインが策定されていないゲームの場合
    • Nintendo Switch, PlayStation 5, Xbox Series の公式の機能でキャプチャしたスクリーンショットと動画を、 SNS 上で、無加工で使用します。これは、撮影禁止区間をゲーム制作者が設定することができるためです。逆に考えれば、撮影可能区間は、 SNS 共有の黙認があると合理的に考えられます。また、上述のゲーム機には、各種 SNS への共有機能が標準で搭載されています。
    • 公式の機能以外でキャプチャされた動画も、 YouTube 上では利用します。これは、上述の Content ID による管理が行き届いているからです。ここで利用というのは、私自身今後投稿することもあるかもしれませんし、他人の動画を日記や SNS で引用します、ということです。

この結論部分は、 SNS Information にも記述しました。