最近のビデオゲームの話
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前回の記事からの変更点
- 『原神』を開始した。
- 『FINAL FANTASY 7 REBIRTH』は年末年始でストーリークリアまでやり、それ以上は手をつけない。
- 『崩壊 3rd』 1.5 部は、年末年始で消化する予定。
- 『崩壊:ネクサスアニマ』のベータテストに参加した。
『原神』の開始
Ver.6.0 (Lune 1) がリリースされた。いくつかの緩和がなされた。特に、鍛錬の道の新設が重要であり、その開封のためには Ver.6.0 の開始時点で開封を進めるのが適切であるという判断をした。
今まで『崩壊:スターレイル』『崩壊 3rd』『ゼンレスゾーンゼロ』をやってきたので、冒険ランクが最高になるまでの期間、どのように行動するべきかわかっている。『原神』でもそれを実行する次第である。ここには詳細を書かないが、休憩中や、または喫茶店で聞かれたら述べる。
実は今までも月パスに課金し、毎日ログインだけはしてきていた。これを 1 年以上続けていた。 『原神』を本格的に開始して、このゲームは圧倒的なボリュームのあるゲームであるということが認識できた。『スターレイル』+『ゼンレスゾーンゼロ』を並行してやっている人は多く見られるが、それと『原神』を並行して最新まで追いつけている人は私の周りでは 1 人だけである。その理由を身を以て味わっている。『原神』の感想は後述する。
影響
『FF7 REBIRTH』の HARD モードは着手しようがないので、断念する。年内にやりたいゲームはいくつかあったが、しばらくペンディングで良いだろう。優先するべきは『崩壊 3rd』の 1.5 部を完了することである。これをやれば『3rd』も、以降、最新ストーリーだけ開封すれば良い状況になる。すると『原神』のメインストーリーに手がつく。
Xbox Game Pass Ultimate の大幅な価格改定に伴い、退会することにした。『NINJA GAIDEN 4』や『Forza Horizon 5』をやりたかったが、もしやるとしても一時的に PC Game Pass に入る感じになるであろう。
『崩壊:ネクサスアニマ』ベータテストに参加
実は幸運にもベータテストに当選し、参加していた。私も記事を書きたいと思っていたが、出張が直後に控えていたので断念していた。すでに動画配信者や有名なライターによる記事が出ているので、どのようなゲームであるかは、そちらを参照されたい。あまり指摘されていないことを、以下に箇条書きで書いてみる。
- 全てのクエストは 人間に重点 が置かれている。アニマの育成、オートチェスによるバトルが主なコンテンツのように見えるかもしれないが、実際のところ、この作品は『崩壊』シリーズである。
- 探偵もののようなテイスト が加わっている。
- 「無限の渦」という、『HITMAN: World of Assasination』のようなモードがある。すなわち、最後のターゲットは決まっているが、どのような手段でそれを達成してもよく(または場合によっては未達成でクリアできる)、そこに至るまでの途中過程がいくつもあり、それぞれの分岐にアチーブメントが細かく設定されている。そのような箱庭モードである。これは探偵ものとの相性が抜群によい。
- その他、サブクエストも、捜査・潜入を要求されるものがあり、明らかにミステリーの要素が加わっている。そういうのが好きなデザイナーが集まっているのではないだろうか。
- IP の活用 がはじめから意図されている。この作品単独でボロ儲けしようというわけではなく、類似作品のように、例えば毎年アニメ映画が上映されたり、コラボしたグッズが出るような展開を見据えているのではないだろうか。
- そのためには、プレイヤーがほぼすべてのアニマに愛着が持てるような課金方法が課題になるであろう。そこをどのように乗り越えるかについては、 HoYoverse にとって新たな挑戦となり、手腕が試される。
「無限の渦」に関しては、プレイ動画を撮ったので、よろしければご覧になってほしい。といってもこれは、裏エンディングの行き方なので、参考にならないかもしれない。正攻法は、もっとまともで深みのあるゲーム体験であるから、その点は安心していただきたい。
『原神』はじめたての感想
圧倒的な物量
『原神』は怪物のようなゲームだ。 100% なんて、終わりそうにない。マップを 80% にするのすら、かなり大変である。
もし今後、私が会社からもうお前はいらないと言われたら、残りの余生は『原神』をやってのんびり過ごそうと思う。(立派な会社なのでそんなことをいうはずもないが。)
私は初心者だが、現時点でも色々指摘できるポイントがある。確実に言えるのが、物量が莫大であるということである。
『崩壊:スターレイル』だと、私程度の腕前でも、だいたい 1 バージョンあたり 12 時間くらいあれば、アチーブメントもほぼ全て獲得できる1。この前の Ver.3.6 であれば、 8 時間はストーリー、 2 時間はイベント、 2 時間は探索である。『スターレイル』は、ゲームが苦手な人でも、主要部分を完全消化できるように工夫がなされている。
この点、『原神』はそもそもマップが広大で、精緻に宝箱やギミックが敷き詰められている。ムービーシーンも明らかに『スターレイル』『ゼンゼロ』よりも長い。 1 バージョンあたり何時間のプレイを想定しているのであろうか。戦力不足の私には、全くわからない。
マルチプレイに感動
しかし、この膨大さは、我々のようなカジュアル勢の壁となるのではなく、 マルチプレイの楽しみ になっている。
私がちまちまやっていると、私のテイワットを訪問し、お手伝いしてくれる人が現れる。「手伝うことありませんか?」といい、親切にしてくださる。私が素材を集めていると、きっと退屈であるだろうに、お付き合いしてくださる。先輩旅人として、道中の宝箱の獲得を手伝ってくださり、敵も倒してくださる。ワープポイントの解放も手伝ってくださる。私がわかるように、ギミックをチャットで教えてくださる。そういう方が、複数人いる。
このようなマルチプレイに参加しても、彼らのゲーム内報酬は、ほとんど何もない。自分の世界でも手に入る敵素材程度である。だから、わざわざ私のテイワットに入って、上記のようなガイドをしてくださるのは、「ガチ勢による完全なるボランティア」である。
こんなに心が温かくなるゲームは、他に経験したことがない。 ハマってしまう人が続出するだろうと思った。ガチゲーマーとカジュアル勢を同時に楽しませている。
こういう体験をするたびに、私は結構感動している。 ほぼ確実に、手伝ってくださる方は、私よりも若い人である。プレイ時間帯も考慮すると(注:私はとても早く寝る)、高校生や大学生であろう。見ず知らずの初心者に、スマートフォンで懸命にガイドしてくださるのは、ありがたくて涙が出そうになる。また、そういう方が後進に控えていることは、心強いことである。これだけ高度なオープンワールドゲームなのだから、相応の学力、計画性、記憶力、臨機応変度合いも必要である。彼らは、完璧にこなしている。
私が学生時代を過ごした 10 年間は、デフレの時代であった。成長もなく無気力で、振り返れば十分安定している時代であった。対して現代は、混沌としており、安泰な職業は 1 つもあるはずもなく、先を見通すことは誰にもできない。しかし、未来は必ず切り開かれる。若い人は、私たちが辿り着けないところよりも先を進むし、私たちが乗り越えられない困難に打ち勝ち、光のある方向へ進んでいく。令和の時代に平成の宿題が次々に片付く様子を見ていると、その蓋然性は極めて高い。途中で痛みを伴うかもしれないが、私は最後の結末を疑っていない。
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本記事執筆時点で、私が『スターレイル』で獲得できていないアチーブメントは 6 つある。 2 つは悪名高き「プレデター」「瞬く間」、 1 つは「影は百度死ぬ(八)」。ファイノン・モーディス、および、セイレンス・ケリュドラのすべてを引いていないので、さらに 3 つ達成できていない。それら以外はすべて獲得している(あるいは確実に獲得見込みである)。最初の 2 つ以外はやがて獲得できるだろう。更に脱線すると、『ゼンレスゾーンゼロ』は、本記事執筆時点では、アチーブメントをすべて獲得している(あるいは確実に獲得見込みである)。 ↩