シリーズ作品別 何から履修するべきか

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ゲームの話になると、どの作品からやるべきかという話になります。私も最近聞かれることが多くなってきたので、シリーズごとに、私の意見を書いてまとめておきます。今後も追記していきます。最終更新日:2025-03-27

この記事を書いた目的

一般論として、シリーズのファンは、そのシリーズに対する熱量が高いので、これから履修を開始しようとする人に対して、シリーズのすべてを履修することを推奨しがちです。しかし、シリーズの最初の方の作品はもう古典であったり、最新作に追いつくまでに労力や時間がかかりすぎるというジレンマがあります。面白いところにたどり着かずに中断する可能性を低くするよう、このような部分のバランスをとるべく、私見を述べます。

龍が如く シリーズ

  1. 最近、動画配信などで興味を持った場合。
    • 『7 外伝』からスタートし、『8』『8 外伝』と進む。
    • 興味が出てきたら『7』をストーリーを中心にしてやる。その後 2. に合流する。
  2. 桐生一馬に興味がある場合、または、十分な労力をかけられる場合。
    • 『0』からスタートし、『極 1』『極 2』と進む。
    • 興味が出てきたら『3』『4』『5』『6』『7』『7 外伝』『8』『8 外伝』とやる。
    • 『3』『4』『5』はストーリーを中心にやる。

龍が如くシリーズには約 20 年の歴史があり、すべてを履修するためには長編をいくつもこなすことになります。一般論としては、 2. に示したように、時系列順に『0』からやれと言われます。しかしそうすると、 最新作に追いつく前に中断する可能性 があります。特に、『3』から『5』は、リマスターはされたがリメイクはされていないので、ここを超えるのが大変です。加えて、現在では、主人公は桐生一馬から春日一番に交代が済んでいますので、途中で労力が尽きると、今後出るであろう作品をやることに資しないという難点もあります。

近年の龍が如くシリーズは、動画配信サイトで興味を持つ人が増えてきていることも踏まえると、 龍が如くシリーズの新規プレイヤーは、初手で躓かず、かつ、できるだけ早く最新作に追いつくことを優先するべき だと考えます。そこで 1. のルートが考えられます。一定のネタバレを許容しつつ、新規で入り込める作品は、『7 外伝』です。『7 外伝』は『0』から『7』までの内容をうまく要約することに成功しています。ここから『8』『8 外伝』とやっていけば、最新作まで追いついたことになります。本当は『7』からやるのが望ましいところですが、『7』はコマンド RPG 要素が未熟なため、これを初手でプレイすると、途中で放り出す可能性があります。

『7 外伝』と『8』をやれば、「過去」を背負った桐生一馬から「未来」を託された春日一番へと、主人公が移る様子を目にすることができます。その後、「未来」に向けて『7』『8 外伝』や次回作をやってもよいし、「過去」に興味を持ったならば『0』から『6』までをやってもよいでしょう。

cf. 『維新!極』は、新選組が好きか、または、『0』から『7』まですべて履修してからやるべきです。『JUDGE EYES』『LOST JUDGEMENT』は、キムタクが好きか、または、時間があったらやってほしい別シリーズ作品です。

ゼノブレイド シリーズ

  1. 私のおすすめ。
    • 初手は『3』から。興味があれば続けて『2』『1 DE』と進む。
    • 『クロス』はお好みでやる。
  2. スマブラで興味を持った場合。
    • シュルクが非常に気になるならば、初手で『1 DE』をやる。
    • ホムラ・ヒカリが非常に気になるならば、初手で『2』をやる。

ゼノブレイドシリーズは、ムービーシーンが多く、マップも非常に広大であるので、メインストーリーだけをこなすだけでも 1 作あたり 80 - 100 時間程度かかります。このため、 ゼノブレイドシリーズの履修にあたっては、 1 作しかやれないかもしれないという気持ちで、初手を選ぶ 必要があります。ゼノブレイドシリーズは、ストーリーはほぼ完全に独立しています。『3』からやるべきだというのは、私の中では明らかです。『3』からやりはじめてシリーズのファンになった方を複数観測していますので、この順番で問題がないと私は確信しています。

『3』からやり始めると、システム上もマップ上もグラフィック上も、快適に進むでしょう。一方で、最終章の内容に不明点を感じることになります。正確な理解のためには、『1 DE』と『2』の結末の両方を要求されます。興味があれば、『3』をクリアした時点で『2』や『1 DE』に進むとよいでしょう。ただし現代的な視点でいくと、『2』には、マップの高低差を利用した高度なギミック、一部のバトルシステム、 UI やシステムの洗練されていなさで引っかかる可能性があります。『1 DE』は、全体的な古さを否定できません。どちらもストーリーラインは素晴らしいですが、『3』をクリアした、または、スマブラでファイターが好きになった、のような明確な興味がないと、現代の水準では、序盤で放り出す可能性を否定できません。

『クロス』については、私は非常に好きですが、完全に別のテイストであるので、これは独立にプレイの可否を判断していただければと存じます。複雑なマップが好きな人にはたまりませんが、一般論としては『3』『2』『1 DE』の履修を優先してよいでしょう。

ゼルダの伝説 シリーズ (3D ゼルダのみ)

  1. 私のおすすめ。
    • 初手は『ブレス オブ ザ ワイルド』、次に『ティアーズ オブ ザ キングダム』をやる。
    • 興味があれば『時のオカリナ 3D』『ムジュラの仮面 3D』『風のタクト HD』『トワイライトプリンセス HD』『スカイウォードソード HD』をやる。
  2. 時間がないが、最新のゼルダを体験したい。
    • 『ティアーズ オブ ザ キングダム』を途中まででよいのでやる。

3D ゼルダに関しては、例外を除いて、現在では『ブレス オブ ザ ワイルド』『ティアーズ オブ ザ キングダム』の 2 作をやるべき です。特定の過去作が好きな人がいるのもよくわかっていますが、今から履修するならまずこの 2 作だというのは、ファンの間で合意形成されているようにすら思います。

ただし『ブレス オブ ザ ワイルド』『ティアーズ オブ ザ キングダム』をプレイするのには、それぞれ非常に多くの時間がかかります。『ブレス オブ ザ ワイルド』の途中で時間切れになり、『ティアーズ オブ ザ キングダム』に進まないで終わる人もいることも想定されます。もし、プレイヤーの目的が、最新のゼルダを体験するということであるならば、『ティアーズ オブ ザ キングダム』をできるところまでやるということで十分なように、私には思えます。 最新のゲームを体験するという目的のためなら、最序盤の始まりの空島から飛び立つところまででも十分 なように思います。

他の 3D ゼルダも、上記 2 作にはない味わいがあります。ただし、そもそも『スカイウォードソード HD』以外はプレイできるハードを入手できない可能性があります。やるなら 3D/HD リマスター・リメイクが入ったもののほうがよいでしょう。

参考: TYPE-MOON 作品

ゲームとは限りませんが、履修順を述べておきます。

  1. 完全未履修の場合。
    • 初手は TV アニメ版『Fate/stay night UBW』、次に TV アニメ『Fate/Zero』、その次に『劇場版 Fate/stay night Heaven’s Feel I - III』を視聴する。
  2. 特定のサーヴァントが好きな場合。
    • そのサーヴァントが出る作品を履修する。または『Fate/Grand Order』をやる。
  3. ビジュアルノベルが好きな場合。
    • 『月姫 リメイク版』『魔法使いの夜』のいずれか。

TYPE-MOON 作品は非常に膨大で、全部履修している人がいたら超人です。もちろん私自身、すべてをやっているわけではないので、履修順を述べる資格すらないかもしれませんが、聞かれることが多くあるので私見を述べておきます。

TYPE-MOON 作品完全未履修の場合、初手は TV アニメ版『Fate/stay night UBW』を推奨します。 時系列でいくと、『Fate/Zero』は『Fate/stay night』の前日談ですので、『Fate/Zero』から履修するべきだという人も一定数います。その意見はわかります。しかし、『Fate/Zero』を最初に見てしまうと、第 1 話の時点で『Fate/stay night』の設定上のネタバレを、ごく自然に踏むことになります。 TV アニメ版『Fate/stay night UBW』から見れば、この問題は起こりません。その後、『Fate/Zero』『劇場版 Fate/stay night Heaven’s Feel I - III』と見ていけば、聖杯戦争のシステムのほぼ完全な理解に至ります。以降の派生作品は、興味のあるものをお好みで履修してもらえばよいでしょう。

特定のサーヴァントが好きな場合は、やはりそのサーヴァントが出る作品を視聴するべき、または、やるべきでしょう。 TYPE-MOON 作品のキャラクターの造形は、現在でもトップクラスの魅力があります。『Fate/Grand Order』には、現在では、シリーズ作品の大半のキャラクターが出ています。しかしゲームシステムがもはや古いので、いまからやってほしいとはとても言いづらいところです。ここは悲しいところですので、ストーリー全体を手軽に楽しめる方法があると良いと思っております。

ビジュアルノベルが好きな場合は、『月姫 リメイク版』『魔法使いの夜』をやると、大いに満足するでしょう。演出のレベルが非常に高く、このジャンルが好きな人ならば、見逃すわけにはいきません。

その他、個人的には『劇場版 空の境界』『Fate/Samurai Remnant』なども好きですが、語ると長くなるので省略します。