Ruby 画像ダウンロード編 (2) 基本的な用語の定義 【計算数学 I】

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基本的な用語の定義

インスタンス、メソッド

まず、概念として、「クラス」は説明する必要がないと思います。「オブジェクト」も問題ないでしょう。「関数」もよろしいでしょう。 Ruby では、普通の意味での「オブジェクト」のことをインスタンスと呼びます。 どうしてこういう回りくどい言い方をしているかというと、Ruby ではクラス自体もオブジェクトだからです。この話には深入りしません。

Rubyでは、「関数」のことをメソッドといいます。メソッドには、次の 3 種類があります。

  • クラスメソッド
    • クラス自体に組み込まれた命令
    • (クラス名).(メソッド) で呼び出す。
    • (クラス名)のクラスメソッドと言う。混同の恐れがないならば、(クラス名)のメソッドと言っても同じことである。
  • インスタンスメソッド
    • インスタンスに対しての命令
    • (インスタンス名).(メソッド) で呼び出す。
    • (クラス名)のインスタンスメソッドと言う。(インスタンス名)のメソッドと言っても同じことである。
  • 特異メソッド
    • 特定のインスタンスに定義された命令 (本教材では知らなくて良い)
    • (インスタンス名).(メソッド) で呼び出す。
    • (インスタンス名)のメソッドと言う。

本教材では、クラスメソッドとインスタンスメソッドが出てきます。本当はクラスメソッドはクラスオブジェクトの特異メソッドです。 クラス名は、必ずアルファベット大文字から始まります。普通のインスタンス名は、小文字から始めます。

ライブラリについて

ライブラリとは、汎用のクラスやモジュールを予め書いておいたものです。モジュールは後で説明します。

  • 組み込みライブラリ
    • require で読み込む必要がない。 (require は直後で説明します)
      • 例: File クラスは組み込みクラスです。
  • 標準添付ライブラリ
    • require で読み込む必要がある。
    • Ruby 処理系に標準でついているので、インストールする必要はない。
      • 例:FileUtils モジュールは、標準添付モジュールです。使うときは require 'fileutils' と書きます。
  • 外部ライブラリ (サードパーティ製ライブラリ)
    • require で読み込む必要がある。
    • Ruby 処理系に標準ではついてこないので、各環境でインストールする必要がある。
    • 公開されているものの大半は gem にまとまっている。

この教材では、組み込みライブラリと標準添付ライブラリのみ使用します。

ナビゲーション

この教材は、東京大学理学部数学科専門科目「計算数学 I」のために執筆されたものです。 このサイトに掲載する際に、記事を分けてあります。 他の回はRuby 画像ダウンロード編 一覧 #ks1-ruby-downloadから御覧ください。

Ruby 入門 (計算数学実習資料集)には他の TA が書いた教材があります。

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