新クイズについて

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概要

期間

  • 開始:2020-01-21
  • 終了:2020-02-23 より前

内容

  • 正誤、整序、和訳から構成される。
  • 原則として 1 日 1 問出題され、翌日 20 時頃に解答を述べる。
  • 現行の東大学部入試前期、及び、現行の文部科学省検定教科書(特に各社の進学校向けの「コミュニケーション英語 III 」)の難易度を参考とする。

ルール

正誤問題

下線部には、文法上あるいは文脈上、取り除かねばならない語が $1$ 語ある。その語(と直後の 1 語)を記せ。

現行の 4(A) で正誤が出る場合、「誤りを含んでいる箇所をマーク式解答用紙で指摘せよ」である。これは私立大学でもよく出る方式である。しかしマークシートが導入される前は、「 1 語削除して正しい文にせよ」という問題であった。概してこのほうが難易度が高いので、この方法を採用する。

「文法上あるいは文脈上」とあるが、仮にこれが「文法上」であったとしても、文脈を外して考えてはいけない。複数の解答が文法的には可能であったとしても、文意で片方が消去されるという出題を東大は 20 年以上前からしている。このクイズでもこれに倣う。

整序問題

次の英文の空所について、最も自然な英語となるように与えられた語を並べ替え、その $N$ 番目の語と $M$ 番目の語を記せ。(ただし不要な語が $1$ 語含まれている。)

和訳問題

次の英文の下線部を和訳せよ。(ただし “〜〜” の語を指すものを明らかにすること。)

現行の入試の 4(B) では。シンプルな和訳問題が出る。近年の東大入試では、構文も語彙も難しいことはほぼない。よって高い点数が取れると考えられる。しかしそれは、訳出のミスなどで減点されてはいけないということでもある。また、文脈を踏まえて訳出を工夫したり、整合性のある訳語を導いたりする要素がある。これをわずかな時間内に行わねばならない。そのような問題を出題する。

難易度の目安

正誤問題・整序問題

例年、 4(A) では文法問題が約 5 問が出題される。そのうち本番では 3 問くらい解ければ十分で、 4 問解ければ上出来、 5 問は時間制限もあって厳しいだろう。

そこでこのクイズでは、 仮に 5 問で構成されるセットがあったとして、易しい順番に並べた際に 3 番目か 4 番目の問題を出題することにする。 ゆえに、このクイズ全体で見たときに、約半分の問題で正解が得られれば十分であろう。

この手の出題をする他大学の問題と比べると、実は東大の過去問は難易度が高い。特に整序問題は難易度が高い。問題を見たときにどれだけの確率で正解を得られるかと、答えを見たときにどれだけ易しいと思うかは異なる。

和訳問題

例年、 4(B) では和訳問題が 3 題出題される。ごく一部に満点阻止要素が含まれることがあるが、それ以外は取りこぼしはあり得ない。ゆえにほぼ満点が取れるはずである。

このクイズでは、これに倣って出題をする。 満点阻止要素が含まれない問題を出題する。 よって、満点を取ることが目安となる。

東大の学部入試は、おそらく全ての科目で、全答案 3 人以上の教員が採点及び確認をする。よってその 3 人が全員合意して減点するであろう要素を減点ポイントとして提示することにする。

目安であるが、一昔前の老害予備校講師たちによる宗教的な「綺麗な訳文」は求められていない。向こうが和訳問題を出題しているのは、出題文が誤りなく理解できているかどうかを、日本語を使って間接的に確認するためである。構文が正確に取れて、正確に語句が理解できていることが、悪意・善意共になく読み取れる答案は得点が与えられる。この基準で提示することにする。

出典について

出題の出典

このクイズでは、必ず明らかにする。

他大学の過去問、河合塾の東大オープンの過去問からよく出る。特に後者は、現在河合塾に通っている人はテキストでやったことのある問題が含まれているかもしれない。もしそうならあしからずご了承ください。

過去 50 年分の東京大学学部入試外国語(英語)の過去問からは出題を避ける。 これらは入試を受ける人ならやったことがある可能性が高いからである。

本文の出典

可能な限り明らかにする。

参考:直前期の対策

精神論を入れるといっぱいあるのかもしれないが、精神論抜きで簡潔に書こうと思う。

英語力そのものは、既に合格水準に届いていると仮定する。

記述式の試験に向けて

センター試験と本試験の最大の違いは、センター試験は全てマーク式であるが本試験では記述式に相当な配点が割かれていることである。センター試験まではセンター試験の対策をしているはずなので、ここから本試験に向けて記述式の訓練を出来るだけ積まないといけない。これが直前期の対策の最初のポイントになる。

スペルミスしやすい単語の確認

スペルミスはほぼ間違いなく減点される。東大入試に出て、かつ、スペルミスしやすい単語は絞られる。鉄壁やっている人は例の 3 つリストを見直す。見直すだけではなく必ず紙の上に書くべきである。

動詞の活用に関しても、スペルミスしやすいものがある。センター試験はスペルミスで不正解選択肢を作ることがなかったので、これもこの時期盲点になりやすい。これは適切な一覧がないのであるが、鉄壁に散逸的に書かれているので、全体を確認した方がいい。

日本語力の確認

現行の東大入試は、無理な分量は出ていないが、相当な処理スピードが要求される。漢字が出てくるか、妥当な日本語がスムーズに答案にかけるかは、全体の得点に影響する。日本語の答案は必ず紙の上に書く。

英作文について

必ず対策を取るべきである。

後述するが、東大の場合は、一般的な自由英作文ではなく、和文英訳の対策を取るべきである。

リスニングについて

リスニングはなるようにしかならない。

出題だけ見ると英検 1 級レベル、選択肢の作り方は各種資格試験より凝っていることを考えると、満点はほぼ不可能かと思う。しかし、実際の読み上げスピードが英検 1 級よりは若干遅いことと、 2 回読み上げられることを鑑みると、結局は得点はなるようになる。

設問別の対策

設問別の対策は、別の場所に書いた。今からやっても根本的な得点力は変わらない。しかし直前期の対策を鑑みて、優先度の高い順番に書く。

2(B) 和文英訳

直前期に対策することによって最も得点力が変わるのがこれだと思われる。他大学に比べてずっと易しい問題が出る。おそらく向こうの意図としては、 2(A) に相当な採点の労力を割くため、及び、基礎的な英語力の確認のため、だろうと思う。または英作文に関連した文法問題が出る。

2(A) 条件英作文

近年はこの問題の採点に相当な労力を割いていると思われる。

事前に準備ができないような、捻った問題が出る。だから書く内容を予め用意しておくタイプの自由英作文の対策は全く意味がない。近年は、作文の内容の自由度が過去最高レベルに高いので、適切な採点をするのは相当大変だろうと思われる。

そこで採点ポイントを絞り切るために、向こうは直接または間接的に、細かく条件を出してきている。これらを全て守る必要がある。したがって、オーソドックスな和文英訳の練習の方が得点に直結するだろう。

  • 設問の指定を全て守ること。和文英訳の場合は、課題文が設問の指定である。
  • 自分が正しいと確信している表現だけで書くこと。
    • 例文が欲しければ、コミュニケーション英語 III の教科書の末尾の例文のまとめ、英語表現 II の教科書の全般を見直す方が、適当な参考書を使うよりずっと安全である。
  • 直前期に添削を受ける必要はない。
    • 自分が正しいと確信している表現だけで書けば、減点されない。

4(B) 英文和訳

日本語にする際に工夫が必要なものがある。現状の難易度はだいぶ落ち着いている。一部に満点阻止要素があるものの、基本はほぼ満点が取れるはずである。

  • 構文が取れて意味がわかることと、和訳を書くことには距離がある。必ず紙の上に書いて、取りこぼしのない満点答案を書く練習をする。
  • 誤解を恐れずに言えば、直訳で良い。向こうの出題意図は、英語の構造が取れて妥当な解釈ができていることを、日本語を使って間接的に確認することにある。
  • 直前期に添削を受ける必要はない。
    • 一部の老害講師が「自分の綺麗なカッコイイ日本語訳以外は全部バツ」とかやるんだけど、あんなものに付き合っている時間はない。学部入試でやる英文和訳がそんなものでないことは、普段から 1・2 年生を教育をしている教員が一番わかっている。

1(A) 要約

十分に対策をしていて現状満点が取れる人は、ここは練習して満点を取りに行く。ここは難易度的には満点が狙えるが、適切な指導者や教材に恵まれないと、なるようにしかならない。巷には満点が取れていない「模範解答」があまりにも多すぎるので、指導を受ける際にも注意が必要である。

1(B) 読解

ここ 20 年の間で何度も調整がされてきたが、現状の東大入試の中で一番簡単な問題である。ゆえに満点しかありえない。英語が苦手な人でもここは死守するべき。

3(A)(B)(C) リスニング

今からリスニングの対策をしても得点の底上げには直結しない。なるようにしかならない。今までやったことのある問題をやり直す程度で良いかと思う。近年マークシートが導入されたので、基本は $4$ 択、 $2$ 点/問 $\times 15$ 問だと思われる。

5 読解総合

なるようにしかならない。答えだけ見ると簡単なことが多いが、短い時間で高得点を狙うのは非常に困難である。類題が少ないので対策も取りづらい。

4(A) 文法・語法

短い時間で満点を狙うのは不可能であろう。その上対策が取りづらい。上述の通り、ある程度できればそれで良い。