数学の嘘をウケ狙いで述べるのは危険

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許せないことがあったのでここで書きます。

前提

以下「嘘」という言葉を使います。数学の場合は「嘘」という言葉は「偽の命題」という意味です。例えば $1 < 0$ や $1 \in L^1(\mathbb{R})$ は「偽の命題」なので「嘘」です。

本文

数学やっている人の前で、冗談のつもりや出来心で、嘘を正しいこととして述べるのは非常に危険です。

私のような凡人だと、 間違いを注意深く頭の中から排除することは命綱みたいなもの です。全神経を注いで、頭の中から嘘を排除しようとしているのです。命綱を切り刻むようなことをするのは許せません。ましてや、面白おかしいと思ってやっているのなら、思わず殺してやりたいと思うくらいです。

どうしてこういうことになっているのかというと、数学は直感を超えている学問だから、安易に考えると、間違いやすいからです。特に専門課程以降は、よほど注意して学んでいっても、嘘を踏んでしまいます。そこを、他人から指摘されたりすることにより、少しずつ丁寧に、嘘を頭の中から消していく。そうして正しい数学ができるようになる。少なくとも私のような凡人には、そのプロセスからは逃れられません。

意図せず間違いを述べること自体は構わんです。実際、多くの査読付き論文が間違っているし、間違いを訂正することで人は数学を成す。しかし、冗談のつもりか面白いと思ってか何なのか知らんけど、故意に、意図的に嘘を述べ、間違って訂正もしない人はただ害悪なだけです。日本には表現の自由がありますが、私には嫌な表現を見ない自由もあります。ゆえに、少なくとも、私の目の前からは消す。

わかりづらいでしょうか。例えば、仮に私がリンク先にコンピュータウィルスがあるようなツイートしたら、まともな人ならブロックしたがるでしょう。害悪だから。ましてや私が面白がってそういうことをしていたら、なおさらです。 Twitter で数学の嘘を出来心で述べるのは、私にとってはそれと全く同じことなのです。違うのは、私たちの仕事はコンピュータではなく脳で行われることだけです。

該当する方は、反論を考えるより、認識を訂正し、真摯に反省する方が、今後の人生のためだと思います。

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