阪大の出題ミスについて、個人的に思うこと (1)

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最初は阪大の出題ミスについてまとめ、次に入試問題と大学と予備校の関係について述べ、最後は自分の話をする。そういう構成になった。分量が多いので分けることにする。

概要

衝撃の報道だった。

大阪大 去年の入試で出題ミス 30人が不合格に

大阪大学は、去年行われた入学試験で出題ミスがあり、合格するはずだった受験生30人を不合格にしていたほか、合格するはずの第1志望の学科に行けず別の学科に進学した学生が9人いることを明らかにしました。外部から3回にわたって指摘がありミスとわかったということで、大学は新年度からの入学を認め、補償も行うとしています。

よりにもよって 1 年間も放置、しかもその科目が物理であることに衝撃を覚えている。

物理的な議論は

私はもう何年も前に物理からは離れた。しかし問題を理解するまで時間はかからなかった。結論から言うと $2d = n \lambda$ または $2d = (n-1) \lambda$ 以外の解答は非常に不自然である。しかし阪大の解答は $2d = (n - 1/2) \lambda$ であった。

私は物理の専門ではないので、私が私の言葉で説明するより、物理専門の方のコメントを引用することにしたい。わかりやすいのは、物理が専門で博士課程に在学しているというこの方の動画である。

「疎密波・変位の波どちらで考えても結果は同じ」というのがポイントである。2本目・3本目もわかりやすく、私自身も解説で理解できた。

また、佐々先生も動画と同様の趣旨を述べており、さらにコメントもある。

佐々先生の今回の件のコメントは非常に真摯で、バランス感覚に長けていて、個人的には非常に賛同できた。現役の大学教員が入試問題にコメントするのは難しいだろうに、ご自分が混乱したポイントも隠さず披露してくださり、ここまで真摯なコメントを出してくださったことに敬意を覚える。

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