好きなゲームと好きな理由

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好きなゲーム

一番好きなゲームは何かと言われると、割とはっきり言えて、『スーパーメトロイド』である。今後も変わらず、これだろうと思う。

ざっくりとした内容

最近はスマブラのおかげでサムスの知名度はそこそこある。だから、ゲームの内容もご存知の方も多いと思うが、どういうゲームかを簡単に述べる。

広大で複雑なマップを探索して、アイテムを入手する。すると、探索範囲が広がる。また新しいアイテムを取りに行く。そうして、最終目標であるボスに到達できるようになり、倒す。そんなゲームである。

面白いと思うところ

醍醐味となるのは、いかにして探索範囲を「制約」するかということになる。その方法は、シリーズにより様々である。『スーパーメトロイド』の場合は、純粋に地形だけで制約がなされている。サムスは最初ほとんど何もできない。弱いビームを細切れに撃つことしかできない。例えばジャンプ力が高くなったり、新しい種類のミサイルが手に入ったりすると、地形を乗り越えられるようになり、次のアイテムが取れるようになる。

キーアイテムはあらゆるところに散らばっているが、完全に好きな順番で取りに行けるわけではない。順番に制約がかかる。 「次にここに行くためには、これを取っておかないといけない」という因果関係 がたくさん仕込まれている。

『スーパーメトロイド』では、この順番を 全く指示してくれない 。それどころかアイテムが ヒントの少ない隠し場所 におかれている場合もある。全部自前、試行錯誤する。まず全てのアイテムを見つけるのがそもそも楽しい。全部見つけても、効率的に回収するルート開拓が楽しい。当時の私(小学校入学前)はこれにハマった。その後も、新しいゲームが発売されても、そこそこの頻度でやっていた。中学 3 年の頃までは。

この経験は、今でも役に立っている。自分の書いたものが、「これを学ぶためには、これを知っておく必要がある」「こういうことができるようになるために、これを今やる」という因果が明示されているのは、おそらく幼少期に『スーパーメトロイド』をやっていたところが大きいと思う。そういう論文や教材が良いかどうかは知らんが。いずれにしろ、自分の考え方を規定している。三つ子の魂百までという。

私は思い出を美化して語っている訳ではない。今もゲームを発売日に買ってやるけど、『スーパーメトロイド』の巧妙さは、現代の基準でも素晴らしいように思う。

嫌な思い出

このゲーム、実は私の父親に壊されている。中学 3 年までしかやれなかったのはそのせいである。

『スーパーメトロイド』は、そこそこシビアなアクションが要求される。癇癪を起こして、コントローラーを投げつけ、電源が入ったままカートリッジを強引に引き抜いた。よりにもよって、私が 10 年以上やり続けているゲームを。

起動しなくなったカートリッジをみて、私は打ちひしがれていた。その姿を見て、父親は満面の笑顔になっていた。ハハハハハと笑っていた。壊して、私に嫌な思いをさせて、鬱憤を晴らせて満足という訳である。

どうして怒らなかったのと思うかもしれない。幼児虐待を受けていた人はわかると思うが、幼い頃から日常的に恫喝されていると、恐怖のあまり、怒りという感情を失う。高校卒業後親元を離れ、まともな人たちと交流できたので、今では、こういう時は激昂し怒るものであると今ではわかっている。しかし当時の私は、そういう感情すらなかった。人を恐怖で支配するというのはそういうものである。

これ以降、リビングにはゲーム機を置かないようにすることにした。今では、法律さえ許せば自分の父親を包丁で刺したいほど恨んでいるのはいうまでもない(原因はこれだけではないが)。

救いとなっているのは、今では Wii U で好きなだけやれるということである。Wii U 発売時にファミコン 30 周年のキャンペーンがあり、『スーパーメトロイド』は、バーチャルコンソールで 30 円で買えた。これはとても嬉しかった。好きなゲームを、誰からも壊される心配をせずに、じっくりやれる。普通の家庭で育った人にとっては極めて普通のことだが、これほど幸せなことはあるだろうか。

海外での人気

また、海外に目を向けると、未だに非常に人気が高い作品である。発売から 23 年経った今でも speed run の記録が更新され続けている。

いろいろな動画があるが、これはトッププレイヤーが any% でレースをしているもの。見応えがある。いうまでもなく、正規のルートを超絶な技巧で破っているので、私は少しも真似できない。

どうしてこれを書いたのか

『メトロイド サムスリターンズ』が発売されることが発表された。これは『メトロイド II』の現代リメイク作品であるとのことである。良い機会だから、読んだ人にメトロイドに興味を持って欲しいなと思って、この記事を書いた。

メトロイドは海外では非常に人気があるものの、日本では知名度はいまいちである。メトロイドプライムはまだしも、原点のメトロイドの系統はもう開発してくれないと思っていた。

任天堂は売れた IP は作り続けてくれる。例えばファイアーエムブレムシリーズは『覚醒』が売れたから続いているとのことである(参考)。メトロイドの内容と時代が求める内容を鑑みると、メトロイドが FE ほど市民権を獲得することはまぁありえないと思うけど、やっぱりそれでも、からっきしにならずに、続いて欲しいと思う。

その他

一番好きなアニメはと聞かれることは割とある。たくさんあって答えられないというのが正直なところである。今見ている作品が好きな作品、でいいじゃない。

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