アニメの「好み」について

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結論から言うと、私には、明確なアニメの好みというものはないと思う。だからこの記事は私の好みを書いたものではない。アニメの「好み」について、述べたい。

私に「好み」がない理由

最近「好みが合わない」と言及されているのを目にした。私にとっては初めての経験であった。「好みが合わない」ためには、私にアニメの「好み」があり、しかもそれが他の人にも何らかの方法で知られているという前提条件をクリアする必要がある。

しかし、少なくとも私自身は、好きなアニメに傾向がないと自覚している。私は放送中の新作の深夜アニメは、最低でも第 1 話(の途中)までは全部チェックしていて、だいたい $1/2$ から $2/3$ くらいは最終話まで見終える。忙しさに合わせて本数は前後するが、ジャンルに偏りはないと思う。好きになった作品を好きな順に処理をすると思ってもらえればいい。

その私が、明確な傾向、好みがあるというのは、不思議な話である。現代のアニメには、女性向け、男性向け、幼女向け、少年もの、バイオレンス、エロ、魔法、恋愛、日常、バトル、探偵、アイドル、ギャグ、シリアス、BL、百合…といった様々な区分けはあるけれども、特にこのジャンルの専門家であるということはない。どれも見ているし、どのジャンルも見ていない作品(多分名作も)が存在する。

最近の理論的な科学の諸分野では、一つの題材を決めてその分野だけやることが好まれる。これは生き残るためには「デルタ関数」を作るしかないという理由と、管理の立場の人が管理しやすい(採用もしやすいし使い捨てもしやすい)という理由があると私は推測している。しかし、視聴者としてアニメと係る場合はそんな必要性は全く無い。もちろん「自分はこのジャンルを見る」という「アニメの方法論」は否定されるべきではないが、私はそういう「教義」に基づいていない。

なぜ「好み」のない見方になっているか

「好み」のない視聴スタイルというのは、却って不思議に感じられるかもしれない。しかし私からすれば、これが普通である。新作が手軽に視聴できるのだから、見てみよう思う。

私が中学生くらいの時は、深夜アニメというのものは今より本数が少なかった。ジャンルも、今ほど多彩でなかった。当時は SNS ではなくブログの時代だった。アニメの感想は個人のブログや掲示板(具体名は避ける)に書かれていた。此処から先は私の主観に基つく記述になるが……当時はアニメのブログを書いている人で人気投票をしましょうということもあった。そしてその結果は、だいたい一致していた。深夜アニメ見ている人が、同じアニメを、みんなで高い評価をつけていた。それが毎クール続いていた。当時は作画レベルも各アニメで差がついていたし、客観的に今期はこれでしょう、みたいなものがあったのかもしれない。

今の時代はとてもいい時代である。自分の「好み」に基づいて見るアニメを早い段階で決め打ちしても、十分なアニメの数が残る。個人的には今の時代のほうが、ずっと健全だと思う。趣味は、好きなものをやるものだからだ。私の視聴方法が古いままなだけである。ただし、世の中には面白いアニメがたくさんあるから、「専門家」の人は、自分の「専門」以外のジャンルも見てみるといいのではないだろうか。

懸念されること

私の年齢が高くなっていることが挙げられる。いつまでこの趣味をやれるのかと……これは少なくとも 7 年くらい前から心配している。しかし私よりずっと年上の方が私よりも一生懸命アニメを見ているのを見ると、今のところは大丈夫ではないかなと思う。

とは言っても老化は心配だから、特に中高生向けに作られているものはできるだけしっかり見るように心がけている。それでもごく最近は、大学生以上や会社員向けの作品も多く出てきているように思う。昔は、大学生や会社員を題材にすると失敗するという見方もあった気がするが、時代は変わった。

参考:出席クイズの出題は…

出席クイズは、クイズの作りやすい作品から、難易度調整後に出題する。だから、出題したという事実は、必ずしもこのアニメが好きだということを意味しない。もちろん視聴していないと裏取りができないけれども。案外、出題しない作品の中に今期一番好きなアニメがあるかもしれない。だからあのラインナップから私の好みを推測するのは意味がないかと思う。例えば今期ではエロマンガ先生が一番好きだけど、出題できません。

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