名刺について

更新日時:

この業界にいる者?として、名刺を持つ意味について、愚見を述べる。

一言で言うと

こちらの先生(書いてよいのかわからないのでお名前は書きませんが)にはお世話になっており、初めてあった際に名刺を交換していただいた。 正確には、私が渡すと、先生が「今は持っていないので、後でわたします」と仰り、後日本当に渡していただいた。私のような一兵卒の大学院生にも大変ご丁寧に対応いただき、恐縮した。

さて、名刺を配布する意味については、全くこのツイートの通りだと思う。例えば、私の院生としてのまともなプロフィールは reserchmap にある。関連ドキュメントは数理のページからたどれる。

前提:東大で名刺をつくるには

さて、まず前提として、東京大学所属の人間(教員・職員・学生など)が名刺を作る場合どうするのかを述べる。もちろん自前で DTP してプリンタで印刷するという方法はあるだろう。しかし、少なくとも東京大学の場合、もっと「立派な」選択肢がある。生協に頼むと東京大学のロゴが入った名刺を作ってもらうことができる

  • 両面印刷(日本語・英語)、東大マーク入り 2,700 円 / 100 枚 を選ぶ人が多いかと思う。
  • 100 枚単位で注文する必要がある。

教員はともかく、院生だとまずもって 3 年程度で 100 枚も使い切るわけないし、高価である。普通だとポケットマネーであろう。東大生協で名刺を作った人には、このような「前提」があることをご理解いただきたい。

やや脱線になるが、メリットもある。一井先生(計算数学 I・II 担当教員)から以前聞いた話によると、東京大学のロゴマークは一定の解像度以上では配布されておらず、これを名刺に使えるのは生協のサービスだけではないかという。また、自前で印刷することと比較すると、紙質・印刷・カット技術は業者の方がよく、名刺作成サービスに任せたほうが「普通の名刺」ができるという価値がある。

私にとっての名刺配布の意味

以下は自分なりの意味を付け加えたいと思う。

私は博士後期課程に進学後すぐに東大生協で名刺を作った。これは以下の理由がある。

  • 修士課程で就職活動をしていて、大抵の就活生が名刺を作っていることを知った。
  • 同級生の谷村君が名刺をつくっていて「余っているから」といってばらまいているのを知って、良いアイデアだと思った。

使ってみてわかってメリットとしては、以下がある。

  1. 例えば私の下の名前は非常に珍しいので、聞いただけでは記憶に残らないかと思う。名刺をお見せして、これを覚えていただくのは重要である。研究者としてではなく、極めて普通の意味で、重要である。例えば、ある先生に「このような字を書くんだね」と言われたこともある。
  2. 名前を目で見てもらうことにより、私のことを認識してもらうきっかけになる。力ある教員のプッシュで名前が売れている院生ならともかく、私のように単に論文を書くだけの人は reserchmap なり数理のページなり1を見てもらわないと、何をしているかも理解していただけないだろう。
  3. 名刺を渡すことで、一定の社会性をアピールできる。私のように、初対面の人からも直ぐに怒りを買ってしまいかねない人にとっては、「この人には社会性があるんだな」と認識させ、予防線を張ることができる。この「安全」が 1 枚数十円で買えるなら安い。

このうち 3 は私の性格に問題があるのだからともかく。1 2 の意味を考えると、名刺は私の名前を紹介するための紙であり、重くも受け止めていただかなくともよい、というのが私の理解である。

以前名刺を出した際に「名刺は一応頂戴したということで受け取っておきます」と仰った先生がいた。何やら注意深そうに対応なさっていた。一般的な社会通念上、初対面の方から名刺を受け取ることが深い内容を含意することはないかと思うが、教員となるといろいろ大変なのかなと勝手ながら想像した。しかし、少なくとも私には何ら下心はない。「部局外で話をした人全員に名刺配布するぞ」くらいの勢いでいかないと、100 枚なんて使いきれるわけないし、安くないカネを払って作ったのに余ったらもったいないからだ。 この事情は谷村君と同じである。

補足:お会いした人に名刺差し上げます

私の名刺が欲しい方がいらっしゃったら、実際にお会いした際に、一言言っていただければ喜んで差し上げます。研究集会だけでなく、プログラミングコンテストオンサイトでも OK です。いつでも 10 枚くらいは持ち歩いています。

  1. 当たり前だが、これらのページは私に父親のようなストーカー体質の人のために作っているわけではない。こういうのをどのように処理するのかは別の悩ましい問題である。 

コメントする