2015年度 Aセメスター 出席クイズ講評

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出席クイズの狙いの1つとして、検索技術の向上があります。興味のないことであっても検索し、情報の真偽を見抜く技術は、大切だと思われます。今学期は、意識的に、毎回易しい問題を出題していました。難しいことができるようになるには、結局のところ、基礎演習を積み重ねるのが近道です。

ところが、先週の解答入力状況を調べたところ、いつもとは順位が異なっていました。以前からトップレベルのスピードで解答を入力していた人が揃って不調でした。先週のクイズは、最後なので少し検索に工夫が必要なものにしていました。

ところで、受講生の中には、毎回 Wikipedia の該当項目に飛び、「読んで」解答を出す層が一定以上いることを把握していました。無論、解答が出る限りは、この作戦でよいと思います。しかし、これが行き過ぎて、Wikipedia が万能であると錯覚することや、他に調べる手段を持たないことは、避けるべきことです。

先学期から時々、この戦略に対して注意喚起をしてきました。時々工夫して、上記戦略が通用しない問題も出題してきました。その意味で、先週の問題は、この「再来」だったわけです。しかし、普段トップクラスの受講生がこの問題で硬直したかのように全く身動きがとれない、すなわち、Wikipedia が封じられてはどうしようもないというのであれば、私の出題方針ミスです。易しい問題を出題し続けたことで、結果的に受講生に誤ったメッセージを与えたのではないかと反省しています。

私が基礎演習の重要性を確信したのは、河合塾に通っていた頃です。しかし冷静に振り返ってみると、現行の東大入試を質的に超える問題がテキストに沢山載っていました(特に物理と英語)。難しい問題と対峙することで、目標が明確になり、やがてそこそこの問題に対処できるようになるのも、また真理なのだと、今気付かされました。

普段から中くらいの順位で甘んじていた人でも、今回の問題で好成績だった方もいます。普段から試行錯誤して検索できていたのなら、大変立派なことです。

来学期は、工夫をしたいと思います。

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